組織活性化・職場改善事例10選 アイキャッチ画像

    人材不足が叫ばれている現代の組織において重要となる「チームビルディング」。チームビルディングとは、メンバーがスキルや経験を最大限発揮しながら、チームが一丸となって目標達成を目指す取り組みのことです。

    「強いチームを作って、さらなる企業成長を目指したい」
    「そのためのチームビルディングのプロセスを知りたい」

    このようにお考えの経営者・人事の方もきっと多いのではないでしょうか。そこで今回は、チームビルディングのプロセスをはじめ、成功のポイントやワークをご紹介します。

    本記事のポイント

    • チームビルディングのプロセスがわかる
    • チームビルディングの成功ポイントがわかる
    • チームビルディングに成功した企業の事例を学べる

    「チーム力の強い会社は業績も良い」といっても過言ではないほど、企業成長においてチームビルディングは重要です。今よりもっと会社を成長させたいと考えている方は、ぜひ今回の内容をご参考ください。

    【本題】組織活性化・職場改善事例10選

    それではさっそく、組織活性化・職場改善の事例を見ていきましょう。

    社内コミュニケーション活性化事例

    最初に取り上げるのは「社内コミュニケーション活性化」です。若手メンバーが発言しにくい、他部署との連携がうまくいかない…など、社内におけるコミュニケーションに問題を抱えている会社も少なくありません。組織活性化において、社内コミュニケーションを盛り上げることはとても大切です。

    【事例1】株式会社サイバーエージェント

    株式会社サイバーエージェントは、「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンのもと、インターネット広告事業を展開する会社です。インターネットテレビ局「Abema TV」の運営もおこなっています。

    大手IT企業である同社では、社内コミュニケーション活性化のために「シャッフルランチ」というイベントを定期的に実施しています。シャッフルランチとは、「普段あまり接点のない社員同士でランチに出かける」というもの。実はこのシャッフルランチ、サイバーエージェントが発祥ともいわれており、今では多くの企業で導入されています。

    「ランチ代はどうなってるの…?」と疑問に思うかもしれませんが、基本的には会社が全額負担です。サイバーエージェントの場合は、「毎月1回・一人あたり2,500円まで支給可能」としているそう。シャッフルランチによって、社内における「横のつながり」が生まれ、社内コミュニケーションの活性化につながるわけです。

    【参照】 おかんの給湯室 | シャッフルランチとは? | サイバーエージェントから生まれた社内交流活性化策を徹底解説!

    【事例2】株式会社ぐるなび

    株式会社ぐるなびは、「日本発、世界へ」という企業理念のもと、飲食店情報検索サイト「ぐるなび」を運営する会社です。

    同社では、社内コミュニケーションを活性化させるために「ウォーキング・ミーティング」という取り組みを実施。皇居周辺で週1〜3回、社員同士で歩きながら ”ちょっとしたミーティング” をおこないます。

    会議室でおこなうミーティングよりも生産性が高いという、ウォーキング・ミーティング。歩きながら話すことで、「第三者に邪魔されないため集中できる」「頭が冴えるためアイデアが思いつきやすい」といったメリットがあるそうです。事実、会議室でのミーティングよりも、のびのびと意見を言える社員が増えたといいます。社内コミュニケーションの活性化はもちろん、社員の生産性を引き出す取り組みともいえるでしょう。

    【参照】 株式会社ぐるなび | ウォーキング・ミーティング

    従業員エンゲージメント向上事例

    続いて「従業員エンゲージメント向上」の事例をご紹介します。従業員エンゲージメントは、社員が「この会社にもっと貢献したい」と考えている姿勢のこと。組織をまとめる経営者・人事の方であれば、社員のモチベーションがなかなか上がらない、離職率が高くなってきている…といった悩みも少なからずあるはず。従業員エンゲージメントが向上した事例には、以下のようなものがあります。

    【事例3】スターバックスコーヒー

    スターバックスコーヒーは、アメリカ発祥のコーヒーチェーン店です。1971年に創業されて以降、現在では90の国と地域で展開されており、2万を超える店舗数を誇ります。

    「人々の心を豊かで活力あるものにするために、ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」というミッションのもと、店舗展開をおこなう同社。世界から愛される企業に成長した理由には、「従業員エンゲージメント向上への取り組み」があげられるといっても過言でないでしょう。たしかに、スターバックスのアルバイトスタッフは、いつも笑顔で、意識の高いイメージがありますよね。

    【従業員エンゲージメント向上のポイント】

    1. あえて「接客マニュアルを定めない」ことで、スタッフの主体性向上を促進
    2. 自社の理念に共感してもらうために、アルバイトを含む全スタッフを「パートナー」と呼ぶようにした
    3. 社員が学士号を取るための資金援助をおこなった

    マニュアルによってスタッフを管理するのではなく、自由に働いてもらうことで、個人の意思や行動判断能力が磨かれ、従業員エンゲージメントが向上した事例といえるでしょう。

    【参照】 ダイヤモンドオンライン | スタバはなぜ「接客マニュアルなし」でも人が育つのか

    【事例4】株式会社SUU・SUU・CHAIYOO

    株式会社SUU・SUU・CHAIYOO

    株式会社SUU・SUU・CHAIYOOは、2004年の「タイの食卓 クルン・サイアム自由が丘店」のオープンを皮切りに、国内に14店舗のタイ料理店を展開する会社です。アットホームな店内とタイ人シェフの本格的な料理は、多くの人気を集めています。

    同社では、個人、会社が幸せになるためにスタッフの主体性が重視しており、そのために社員が「PDCAの ”P(Plan)” 」の部分から参加してもらうことを意識しているそう。以前まではメールとFAXを利用していたようですが、それではスタッフの主体性が生まれないと判断し、社内SNSである「Talknote」を導入することに。

    【従業員エンゲージメント向上のポイント】

    1. 各店舗の動きやノウハウ共有がスムーズになったことで、スタッフへの教育が浸透した
    2. 情報の抜け漏れが少なくなり、情報共有に対するストレスがなくなった
    3. いいね!やコメントで、個人の「承認欲求」が満たされ、スタッフの積極性が増した

    社内SNSを導入したことで、スタッフの主体性や承認欲求が満たされ、従業員エンゲージメントが向上した事例といえるでしょう。

    【参照】 [活用事例] 株式会社SUU・SUU・CHAIYOO

    社内SNS活用事例

    続いて「社内SNS活用」の事例をご紹介します。社内SNSとは、LINEやTwitterといった一般向けSNSの「ビジネス版」です。チャット機能、グループ機能、いいね!機能、タスク管理機能など、ビジネスに役立つ機能が数多く備わっています。ここでは、弊社が提供する社内SNS「Talknote」を導入した事例をピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてください。

    【事例5】株式会社NO’s

    株式会社NO's

    株式会社NO’sは、「食でみんな笑顔に」という企業理念のもと、千葉エリアを中心に「横浜家系ラーメン 吟家」を展開する会社です。2012年に創業され、現在ではフランチャイズ店を含め合計29店舗を展開しています。

    以前まで、情報共有ツールとして「LINE」を使っていた同社。しかし、「チャットがどんどん流れてしまう」「重要な情報を見落としてしまう」という問題があり、すべての情報管理をLINEでおこなうのには無理があると感じていたといいます。そこで、社内SNS「Talknote」を導入することに。

    【社内SNSの活用ポイント】

    1. 「ハッシュタグ機能」を活用したことで、検索の時間と手間が削減された
    2. どのスタッフがどのポジションにいるのか事前に把握できるため、業務がスムーズになった
    3. 企業理念に沿った行動をするスタッフをチャット上で褒めることで、スタッフ同士が感化しあい、組織に一体感が生まれた

    社内SNSのメリットである「スムーズな情報共有」によって、業務の効率化や企業理念の浸透につながり、組織に一体感が生まれた事例です。

    【参照】  [活用事例] 株式会社NO’s

    【事例6】ぜんち共済株式会社

    ぜんち共済株式会社

    ぜんち共済株式会社は、「知的・発達障がい者のための日本唯一の保険会社」として2006年に設立された会社です。少額短期保険である「ぜんちのあんしん保険」は、契約件数4万3千、総額6億円の保険金支払い実績をもちます。

    以前まで、メールで情報共有をおこなっていた同社。やり取りに関して大きな問題はなかったものの、社員同士の意思疎通がほとんどできておらず、社内の雰囲気は殺伐としていたといいます。部署間でも連携もなく、社内の人間関係もうまくいっていなかったそう。そんな問題を解決するべく「Talknote」を導入することに。

    【社内SNSの活用ポイント】

    1. いいね!やコメントを活用したことで、情報共有に「楽しみ」が生まれ、部署間の連携が構築された
    2. タスク機能を積極的に使ったことで「言った言わない問題」が解決された
    3. 気づけば組織に一体感がうまれ、社員からの提案によって「社員旅行」が実現した

    単なる情報共有だけでなく、「楽しみ」が生まれるような工夫をおこなったことで、組織に一体感がうまれた事例です。

    【参照】  [活用事例] ぜんち共済株式会社

    1on1ミーティング導入事例

    それでは次に「1on1ミーティング導入」の事例を見ていきましょう。1on1ミーティングとは、「部下の成長」を主な目的として実施される、上司と部下が対面で話しあう面談のこと。部下の実績やスキルを評価する人事考課とは異なり、「部下の悩みを聞く場」として機能するのが特徴です。組織活性化において、1on1ミーティングは重要な役割を果たします。ぜひ以下の事例を参考にしてみてください。

    【事例7】ヤフー株式会社

    ヤフー株式会社は、ポータルサイト「Yahoo!JAPAN」をはじめ、広告事業やeコマース事業など、幅広い事業を手がける会社です。2012年から1on1ミーティングを導入し、その発端企業としても知られています。

    同社では、社員7,000人のうち9割で1on1ミーティングを実施しており、とくに上司の「傾聴力の高さ」は注目ポイントといえるでしょう。また同社では、部下の思いを引き出すことを最優先とするべく、1on1ミーティングを「部下のための時間」と明確に定義づけています。

    【1on1のポイント】

    1. マネージャー陣(上司)がコーチング研修を受けることで「傾聴のスキル」を身につけ、部下に適切なフィードバックを与えられるようにした
    2. 組織全体で「コミュニケーションは頻度が重要」と定義づけ、必ず週1回の1on1ミーティングを実施した
    3. 1on1ミーティングを定着させるために、部下が上司を「点数化」する仕組みを作った

    会社全体で「部下の思い」を最優先に考えることで、質の高い1on1ミーティングをおこない、組織の一体感を高めている事例といえるでしょう。

    【参照】 ヤフーはなぜ6000人の社員を巻き込む「1on1ミーティング」を続けるのか?

    【事例8】クックパッド株式会社

    クックパッド株式会社は、「毎日の料理を楽しみにする」というミッションのもと、料理レシピのコミュニティWebサイト「クックパッド」を運営する会社です。

    日本最大の料理レシピサイトを運営する同社。同社には「個人プレーは得意だけどチームプレーは苦手」という課題があったといいます。チームプレーを向上させるには、まず「社員一人ひとりの思い」に耳を傾ける必要があると考え、1on1ミーティングの導入に至ったそう。

    【1on1のポイント】

    1. 課題解決にスピード感をもたせるために、週1回・15分の短いサイクルで1on1ミーティングを実施した
    2. 集中力を要するエンジニアの仕事に割り込まないよう、事前に「始める時間・場所」を決めるようにした
    3. ミーティングルームだけでなく、散歩しながら話したり、ランチに出かけたりと、雰囲気に応じて1on1のスタイルを変えた

    「チームプレーが苦手」という課題解決までのスピードを早めるため、短いサイクルでたくさんの1on1ミーティングをおこない、組織力を底上げした事例です。

    【参照】 週1回×15分でチーム変革!事業を成功に導くクックパッドの振り返り

    チームビルディング事例

    最後に「チームビルディング」の事例を見ていきましょう。チームビルディングとは、「チームのメンバーが、個性やスキルを発揮しながら、同じ目標に向かって進んでいくための組織づくり」のことです。組織に一体感をもたせるためにも、チームビルディングへの取り組みは欠かせません。チームビルディングに成功した事例は以下の通り。

    【事例9】株式会社メルカリ

    株式会社メルカリは、「新たな価値を生み出す世界的なマーケットプレイスを創る」というミッションのもと、フリーマーケットアプリ「メルカリ」を運営する会社です。

    2013年に設立され、この数年で急成長を遂げた同社。立ち上げて間もない会社だからこそ「チームビルディング」が重要だと考え、そのための個人のパフォーマンス向上、目標設定・管理ツールの「OKR」の活用に注力したといいます。

    【チームビルディングのポイント】

    1. 1人あたり「30分」の自己紹介を導入したことで、社員同士の相互理解を深めた
    2. おもちゃの「レゴ」を使い、メンバーのコミュニケーションを深めた
    3. 海外出身メンバーとの交流を深めるために「誰もつくったことがない料理づくり」を実施

    長い自己紹介によって相手への理解を深めつつ、レゴを使ったり、料理体験をしたりと、チーム力の底上げをはかった事例です。

    【参照1】 メルカリ流チームビルディングとその文化

    【参照2】 個人の学びをチームの学びへメルカリ流異文化コミュニケーション施策

    【事例10】株式会社タニタ

    株式会社タニタは、「 ”はかる” を通して世界の人々の健康づくりに貢献する」という企業理念のもと、体組成計やヘルスメーター、歩数計、血圧計などの「家庭用・業務用計量器」を製造・販売する会社です。

    事業拡大にともない、メンバーが各部署に散らばり、チームとしての結束力の低下を危惧していたという同社。そこで改めて、社員の事業に対するコミットメントの強化、組織力の強化を目的に、ビジネスゲーム「The 商社」を導入することに。

    【チームビルディングのポイント】

    1. The 商社によって、社員のリーダーシップや意思決定力が磨かれた
    2. The 商社の実践後、今まで「NO」と答えていた社員が「YESに変える良い方法はないのか?」といったポジティブ思考になった
    3. チームを「誰かに変えてもらおう」から「自分が変えていこう」と考える社員が増えた

    ビジネスゲームの導入によって、社員の主体性を磨き、チームビルディングの構築につなげた事例です。

    【参照】 株式会社プロジェクトデザイン | 株式会社タニタ様:「The 商社」での営業力強化・組織力強化研修

    【チームビルディングに役立つ!社内SNS製品紹介】エンゲージメントクラウド「Talknote」

    エンゲージメントクラウドTalknote アイキャッチ画像

    社員のエンゲージメントを高める社内コミュニケーションツールとして、弊社が提供しているエンゲージメントクラウド「Talknote」をご紹介させてください。Talknoteは、社内コミュニケーションの解決をはじめ企業理念の浸透、業務の効率化を期待できます。

    使い方はいたってシンプル。Talknoteは「グループ」「メッセージ」「タスク」の3つの機能のみで構成されているため、SNS慣れしていない方でも簡単にお使いいただけます。その利便性から、すでに約1,000社の企業様に利用いただき、多くの企業様が高い満足度を感じています。

    またTalknoteでは、導入を検討する法人向けに「無料体験会」も実施。専任のコンサルタントによって、Talknoteの機能や活用事例について詳しい説明を受けられます。毎日開催(予約制)しているのでぜひ詳細をチェックしてみてください!

    【参照】 [毎日開催/無料] Talknote無料体験会

    【まとめ】組織活性化・職場改善事例

    本記事では組織活性化・職場改善の事例を5つのカテゴリーに分けて紹介してきました。

    1. 社内コミュニケーション活性化
    2. 従業員エンゲージメント向上
    3. 社内SNS活用
    4. 1on1ミーティング導入
    5. チームビルディング

    組織活性化には、以上のような5つのアプローチ方法があります。社内SNSを使うのも良し、1on1ミーティングを導入するのも良しです。組織活性化のために「自社に足りない部分」あるいは「伸ばしたい部分」を改めて考えてみましょう。ぜひ今回ご紹介した事例を、自社の成長にお役立てください。

    引き続き、本メディアでは社内エンゲージメント向上に役立つ情報をお届けしていきます。