社内コミュニケーションの取り組み事例8選 アイキャッチ画像

「社内のコミュニケーションを円滑にして、組織をより活性化させたい」
「社内コミュニケーションのさまざまな取り組みについて知りたい」

このようにお考えの経営者・人事の方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、社内コミュニケーションの取り組み事例について、詳しく解説します。

本記事のポイント

  • 社内コミュニケーションの重要性がわかる
  • 社内コミュニケーション活性化のメリットがわかる
  • 社内コミュニケーションの取り組み事例がわかる

組織活性化・企業成長のために欠かせない「社内コミュニケーション」。組織が大きくなるにつれて、社内コミュニケーションの難しさを感じる方も少なくないはず。

本記事では、具体的な「8つの企業事例」をピックアップしてみました。ぜひ自社の社内コミュニケーション活性化にお役立てください。

なぜ、重要? 社内コミュニケーションの重要性

そもそも、なぜ社内コミュニケーションが重要なのでしょうか。そこには 「時代の変化」が関係しています。人材採用において「売り手市場」となっている現代。

どの業界でも人材不足が叫ばれており、昔と比べて採用の難易度が上がっているのが現状です。さらに拍車をかけるように、採用広告費も高くなっています。

そんな厳しい中で、企業が生き残り成長し続ける方法として「社内コミュニケーション」があげられるのです。なぜなら、社内のコミュニケーション活性化によって、「在籍社員のパフォーマンスを上げる」ことができからです。

最近では、リモートワークなど「多様な働き方」も浸透してきているため、ますます社員間のコミュニケーションが重要になります。

人材が足りず「一刻も早くこの状況から抜け出したい」と考えている企業も少なくないでしょう。そこで、人材不足だからといって採用のみに力を入れるのではなく、「いち早く社内コミュニケーションの改善に着手する」ことを考えてみてください。

今、しっかりと対応策を打てるかどうかが、今後の会社経営の鍵ともいえるのではないでしょうか。

社内コミュニケーション活性化によるメリット

前章では、社内コミュニケーションの重要性について触れましたが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、社内コミュニケーション活性化におけるメリットをいくつかご紹介します。

【社内コミュニケーション活性化のメリット】

  1. 社員の生産性アップ
  2. 社員満足度の向上
  3. 顧客満足度の向上
  4. 企業ブランド向上

社内コミュニケーションが活性化すると、チームやプロジェクトの業務分担、情報共有や進捗の報告がスムーズになります。業務における「ロス」が減るため、社員の生産性アップにつながるのです。

また、上司・部下・同僚間の、意見交換が活発になるため、「発言しやすい雰囲気」がつくられるでしょう。その結果、社員の満足度向上にもつながります。

社員の生産性・満足度が上がると、それぞれが「もっと良い商品・サービスを生み出したい」と考えます。その精神が、企画力や営業力にもつながるため、顧客満足度アップにも結びつくでしょう。

また、前章でもお伝えしたように、どの業界でも人材不足が叫ばれています。裏を返せば、「社内コミュニケーションに注力している企業の価値が高い」ともいえるのです。

そのため、 ”先進的な活動をしている企業” としてメディアに取り上げられやすくなるなど、企業ブランドの向上にもつながります。

【本題】社内コミュニケーションの取り組み事例8選

それでは本題である、「社内コミュニケーションの取り組み事例」を見ていきましょう。今回は、社内SNSや1on1ミーティング、社食、フリーアドレスといった、施策ごとにご紹介していきます。自社の社内コミュニケーション活性化のためにも、ぜひお役立てください。

取り組み1. 社内SNS

まずは「社内SNS」の取り組みから見ていきましょう。社内SNSとは、LINEやTwitterといった一般向けSNSの「ビジネス版」です。社内SNSの導入によって、チャットやグループ作成、ファイル共有などがスムーズに進みます。

【事例1】株式会社榎研

株式会社榎研

株式会社榎研は、ハンバーグ専門店「榎本ハンバーグ研究所」を運営する会社です。 ”研究所” と名乗るだけあって、他のハンバーグ店とは一線を画しており、正統派からオリジナルまで多彩なハンバーグが揃います。

2016年に「ハンバーグ専門店」として業態を転換し、徐々にスタッフが増えていった同社。また、スタッフの増加にともない、情報共有に使っていた「LINE」にも限界が見えてきたそう。

重要な内容が流れたり、過去の投稿がわからなかったりと、社内コミュニケーションにも「すれ違い」が生まれていたといいます。そこで「Talknote」を導入することに。

【社内コミュニケーション活性化のポイント】

  1. 全スタッフにツールが定着するよう、社内SNSの重要性や使い方を丁寧に伝えた
  2. いいね!やコメント機能によって、スタッフの承認欲求が満たされるようになった
  3. 「アイデア提案グループ」を作成したことで、新たなアイデアがたくさん生まれ、社内コミュニケーションのキッカケにもなった

いいね!やグループ作成機能が、社内コミュニケーション活性化のキッカケとなり、社内全体が盛り上がった事例といえるでしょう。

【参照】 [活用事例] 株式会社榎研

【事例2】株式会社セキグチ

株式会社セキグチ

株式会社セキグチは、100年に渡って、キャラクターのぬいぐるみ・人形・オルゴール・雑貨を製造・販売している会社です。1974年に誕生したオリジナルキャラクター「モンチッチ」は、今や国内だけでなく海外でも愛されています。

2014年ごろまで、メールで情報共有をおこなっていた同社。業務の伝達に関しては問題なかったものの、堅苦しい文章になったり、自分の気づきや体験を共有できなかったりという悩みがあたっといいます。そのような悩みを解消し、社内コミュニケーションを盛り上げるべく「Talknote」を導入することに。

【社内コミュニケーション活性化のポイント】

  1. 「非公開グループは作成しない」と決めたことで、全社員に情報が行き渡るようになった
  2. 「企画アイデアバンク」というグループを作り、いつでもアイデアを共有できるようにした
  3. 今まで見えなかった情報が見えるようになり、部署を超えての意見交換も活発になった

今まで隠されていた情報がすべて「見える化」されたことで、社内コミュニケーション活性化はもちろん、新たなアイデア発掘にも結びついた事例です。

【参照】 [活用事例] 株式会社セキグチ

【社内SNS製品紹介】社内コミュニケーションツール「Talknote」

社内コミュニケーションツールTalknote アイキャッチ画像

社内コミュニケーションツールとして、弊社が提供している社内コミュニケーションツール「Talknote」をご紹介させてください。Talknoteは、社内コミュニケーションの解決をはじめ企業理念の浸透、業務の効率化を期待できます。

使い方はいたってシンプル。Talknoteは「グループ」「メッセージ」「タスク」の3つの機能のみで構成されているため、SNS慣れしていない方でも簡単にお使いいただけます。その利便性から、すでに約1,000社の企業様に利用いただき、多くの企業様が高い満足度を感じています。

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取り組み2. 1on1ミーティング

続いて「1on1ミーティング」の事例です。1on1ミーティングとは、上司と部下が1対1で話しあう場のこと。「週1〜月1回」「1回15〜30分」の短いサイクルでおこなうのが特徴です。

【事例3】株式会社テモナ

株式会社テモナは、「ビジネスと暮らしを ”てもなく” する。」という企業理念のもと、クラウド型通販システム事業をおこなう会社です。2019年には東証マザーズへの上場をはたしています。

とくに注目したいのは、同社のCS(カスタマーサポート)チームです。以前まで離職率が20%近くあったというCSチーム。BtoBの基幹システムを提供していることもあり、一般的なCSチームよりも社員の「業務量」や「精神的ストレス」が多かったそうです。

個人の負担を減らすためには、社員同士のコミュニケーションが重要だと考え、1on1ミーティングを実施することに。

【社内コミュニケーション活性化のポイント】

  1. CSメンバー8人全員と上司が、1時間ずつのミーティングをおこなった
  2. 「チームの良い点」「チームの課題点」「その課題は改善可能かどうか?」など明確なアジェンダを用意し、徹底的に話し合った
  3. 導入から1年後には「チーム力が高い」「コミュニケーションが活発」と答える社員が80%まで増えた

その結果、1年後には離職率が20% → 0%になったそう。1on1ミーティングによってチーム内のコミュニケーションが活性化し、離職率低下につながった事例といえるでしょう。

【参照】 1年で離職率が20%⇒0%に!CSチームの組織力を高めたヒミツを大公開

【事例4】クックパッド株式会社

クックパッド株式会社は、日本最大の料理レシピWebサイト「クックパッド」を運営する会社です。ミッションは「毎日の料理を楽しみにする」。

今や誰もが知っている料理レシピサイトを運営する同社ですが、全社的に「個人プレーは得意だけどチームプレーは苦手」という悩みがあったそう。チーム力を高めるためには、まずは社員一人ひとりの「思い」に耳を傾ける必要があると考え、1on1ミーティングを導入することに。

【社内コミュニケーション活性化のポイント】

  1. 週1回・15分の1on1ミーティングを繰り返したことで、お互いに「思ったことを話せる間柄」になった
  2. 1対1での話しあうことで、チームの状態やメンバーを深く知れるようになった
  3. ミーティングの雰囲気によっては、散歩しながら話したり、ランチに出かけることも

短いサイクルで1on1ミーティングを繰り返したことで、メンバー間のコミュニケーションが活性化し、チーム力が向上した事例です。

【参照】 週1回×15分でチーム変革!事業を成功に導くクックパッドの振り返り

取り組み3. 社員食堂

続いて「社員食堂」の取り組みを見ていきましょう。社内コミュニケーションを盛り上げるキッカケとして、社員食堂を使った施策を取り入れる企業も多いです。

【事例5】ヤフー株式会社

ヤフー株式会社は、ポータルサイト「Yahoo!JAPAN」をはじめ、広告事業やeコマース事業など、幅広い事業を手がける会社です。社員食堂に力を入れていることでも知られており、レストランの「BASE」、カフェの「CAMP」など、複数の社員食堂をもちます。

同社では、社員食堂を「イノベーションを生み出す場所」と定義しており、社内コミュニケーションを円滑にするために、多彩な仕掛けがなされています。具体的な仕掛けは以下のとおりです。

【社内コミュニケーション活性化のポイント】

  1. 社外の人も利用できるよう、社食に「コワーキングスペース」を設置
  2. 天井を高くすることで、コミュニケーションの場としての開放感を演出
  3. 社員と食堂スタッフとの交流を生むため、食堂スタッフの制服や社内イントラでの人物紹介まで徹底

社内コミュニケーションの円滑化はもちろん、社外の人や食堂スタッフまでも巻き込むことで、会社全体のコミュニケーションを活性化させている事例といえるでしょう。

【参照】 社食ドットコム | 【社食訪問記】ヤフー株式会社

【事例6】ソニー株式会社

ソニー株式会社は、東京都に本社を構え、ゲームをはじめとするハードウェア事業、映画、音楽における事業をおこなう会社です。グループ会社では、銀行業や生命保険業など、多彩な事業を展開しています。

ソニーにおける社員食堂も、社内コミュニケーション活性化のキッカケになる仕掛けが盛りだくさん。通常の飲食スペースはもちろん、ビュッフェコーナー、リラックスゾーン、さらにはテイクアウトといったサービスなど、社員食堂の「幅広さ」は魅力的です。

【社内コミュニケーション活性化のポイント】

  1. 「4,000平米のワンフロア・ホワイトが基調」の開放感あふれる空間が、社員同士のコミュニケーション円滑化を促進
  2. 一人掛けから大型テーブルまで、さまざまなニーズに対応した座席を用意
  3. 東京タワーやレインボーブリッジがのぞめる「リラックスゾーン」の設置

社員にとって居心地の良い空間が、社内コミュニケーション活性化を促進させている事例といえるでしょう。

【参照】 社食ドットコム | 【社食訪問記】ソニー株式会社

取り組み4. フリーアドレス

続いて「フリーアドレス」に関する取り組みです。フリーアドレスとは、職場において固定の席を設けず、社員それぞれが自由な席で働いて良いとする制度のこと。実際にフリーアドレスを取り入れる企業も増えてきています。

【事例7】ダイヤオフィスシステム株式会社

ダイヤオフィスシステム株式会社は、「働く人が輝けるオフィスを。」というミッションのもと、オフィスの設計やデザイン、働き方に関するコンサルティングをおこなう会社です。

同社では、働き方改革の一環として「フリーアドレス制」を導入。それぞれが好きな座席で働けるようになったことで、社内の堅苦しい雰囲気が改善し、社員の「横のつながり」が生まれやすくなったそうです。

【社内コミュニケーション活性化のポイント】

  1. ファミレス席を用意することで、大人数でのコミュニケーションに対応
  2. 一人で作業したい社員向けに、カウンター席や集中ブース席も用意
  3. ペーパーレス化によって、会議もスムーズに進むようになった

固定席を設けていないため、自分の席に書類を溜められず、ペーパーレス化も進んだそう。結果、会議がスムーズに進んだり、社員同士の会話量が増えたといいます。

【参照】 働き方改革 事例集 | ダイヤオフィスシステム株式会社の働き方改革事例

【事例8】カルビー株式会社

カルビー株式会社は、スナック菓子をメインに製造・販売する日本の菓子メーカーです。その他にも、シリアル食品やポタージュといった商品も製造・販売しています。

フリーアドレス制の導入は、社風やルールを変えなければならないため、大企業になるほど導入ハードルが高くなるといいます。2009年、カルビーは「個室の中に閉じこもっていても良いものは生まれない」と考え、大企業でありながらもフリーアドレス導入を決意。

【社内コミュニケーション活性化のポイント】

  1. 「NO ミーティング、NO メモ」という標語によってペーパーレス化を促進
  2. 社員が流動的になったことで、必然的に社員のコミュニケーション力が高まった
  3. 4人席でコミュニケーションを円滑にする「コミュニケーション席」を設置

席が急にバラバラになるため「コミュニケーションの量・質が下がるのではないか」という不安があったそうですが、かえって社員のコミュニケーション力が高まり、人間関係も広くなったといいます。

【参照】 まもりの種 | フリーアドレス制から働き方改革へ。オフィス改革を進めるカルビーの思想

【まとめ】社内コミュニケーションの取り組み

本記事では、社内コミュニケーションの重要性やメリットをお伝えしながら、下記の取り組みについてお伝えしてきました。

  • 「社内SNS」を使った取り組み
  • 「1on1ミーティング」を使った取り組み
  • 「社員食堂」を使った取り組み
  • 「フリーアドレス」を使った取り組み上

今回は8つの事例をご紹介しましたが、社内コミュニケーション活性化に取り組む企業は徐々に増えており、そのアプローチ方法もさまざまです。

また、新しい取り組みをおこなうにあたっては、多少の手間やコストがかかるのもまた事実です。そうした負担も考慮しながら、自社に合ったアプローチ方法を見つけて実践してみましょう。