【事例あり】離職率が高い原因は? 離職防止方法とは アイキャッチ画像

「ここ最近、職場の離職率が高く、悩まされている」
「離職率が高い原因とは?」
「社員が離職してしまう会社の特徴とは?」

この記事はそんな方のための記事です。
離職率とは、ある一定期間でどれくらいの社員が辞めたかをあらわす指標のこと。

(例)離職率の計算方法
離職率 = (1年間の退職者数)÷(年初の従業員数)×100

厚生労働省が発表した「新規学卒就職者の在籍期間別離職率の推移」によると、平成28年度の大学卒業後3年以内に離職した人の割合は32%。つまり、3人に1人が就職後3年以内に辞めてしまっている状況です。

もし、あなたの会社でも離職率が高い状況なら、きっと頭が痛いのではないでしょうか。社員が離職してしまうと、会社の戦力がダウンしてしまいます。そのうえ社員にかけた採用・教育コストも無駄になったり、新規採用にも影響が及んでしまうかもしれません。

今回は、離職率を改善したいという経営者・人事の方向けに「離職率が高い理由と、改善事例」について詳しくご紹介していきます。

本記事のポイント 

  • 離職率が高い原因がわかる
  • 離職率が高い会社の特徴やデメリットがわかる
  • 離職率を改善できた企業についての事例がわかる

離職率改善は、短期的に見れば教育・採用コストの削減につながり、長期的には会社の業績アップにもつながります。今回の記事から、ぜひ離職率改善のヒントをつかんでください。

男性女性それぞれの離職理由TOP3

社員が離職をするにはもちろん理由があります。労働政策研究・研修機構が行った離職理由についての調査では、以下のような結果が出ています。

離職理由

労働政策研究・研修機構『若年層の離職状況と離職後のキャリア形成』より作成

この調査では、全ての離職者に対して、離職した理由を複数回答で尋ねています。その結果を男性と女性で分けて、女性離職者の回答率が高い順に並べたものが上のグラフです。

男女のどちらとも多い離職理由としては「肉体的・精神的に健康を損ねたため」「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかったため」「人間関係がよくなかったため」などがあげられます。これらの理由は、会社の労働環境が原因とみられます。

次に、男女別の離職理由の1〜3位をそれぞれ並べました。ここから、男女の離職理由の傾向の違いがさらにわかりやすく明らかになります。

女性の離職理由

第1位 結婚・出産のため(33.8%)
第2位 肉体的・精神的に健康を損ねたため(29.3%)
第3位 労働時間・休日・休暇の条件が悪かったため(28.7%)

男性の離職理由

第1位 労働時間・休日・休暇の条件が悪かったため(31.8%)
第2位 自分がやりたい仕事とは異なる内容だったため(28.4%)
第3位 キャリアアップするため(28.1%)

女性は結婚や子育てといった、ライフスタイルの変化のために離職を決断することが多いようです。それに対して男性は、労働条件の改善やキャリアアップ、やりたい仕事をするためといった、新たなステップに進むための離職が多いようです。

以上から、離職をする、ということは結婚やキャリアアップといったポジティブな面もある。その一方で、労働環境や人間関係によって離職が生まれているというネガティブな側面もあることがわかります。

このネガティブな面をどう減らかが離職率を下げていく鍵となりそうです。

離職者の本音とは?

先ほど男性女性それぞれの離職理由を見てきました。しかし実は、多くの離職者は離職の本当の理由を会社に伝えないことの方が多いのです。ここで、リクナビNEXTの調査「退職理由の本音ランキング」をご紹介してみたいと思います。

1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
6位:社長がワンマンだった(7%)
7位:社風が合わなかった(6%)
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
7位:キャリアアップしたかった(6%)
10位:昇進・評価が不満だった(4%)

引用:転職理由と退職理由の本音ランキングBest10(リクナビNEXT)

1位が、上司とのコミュニケーションの問題。3位も、同僚たちとのコミュニケーションの問題。2位に労働時間や環境の不満、4位に給与の不満などもありますが、離職のホンネは人間関係によるところが大きいとみれる調査結果でした。

【本題】離職率が高い原因、離職率が高い職場の特徴とは?

ここまでさまざまなデータ等を見てまいりました。ここで離職率の原因、離職率が高い職場の特徴をまとめてみたいと思います。

人間関係の問題

1つ目は「人間関係の問題」。先ほど、リクナビNEXTの調査結果でも見た通り、人間関係の問題が離職の原因としてあげられます。上司・同僚・後輩とのコミュニケーションがうまくとれていない企業が、離職率が高い傾向があると、このようにいえそうです。

先ほどの調査結果によれば、とくに上司との関係がうまくいっていない場合に、離職に踏み切るパターンが多いようです。上司の皆さんはとくに注意が必要といえるでしょう。

もちろん、人間関係でまったく問題がない状態を作ることは難しいでしょう。しかし、上に立つ者のヒューマンスキルを高め、職場のコミュニケーションを円滑にする。こういったことで離職率低下へとつなげられるようになるでしょう。

労働条件の問題

2つ目は「労働条件の問題」。働く上で、働く時間・給料・休みのバランスはとても重要です。先述の通り、男女どちらにおいても離職理由で多かったのは「肉体的・精神的に健康を損ねたため」です。休日出勤をしなければいけない状況や、誰かが急に休むだけで回らなくなる仕事量など。休みをなかなかとれない環境は離職へとつながってしまいます。

そして適切に給料が支払われているかどうかも重要な要素です。たとえばサービス残業をすることが当たり前の会社だと、仕事量に対して支払われる報酬が一致していないことも。そんな状態が続いてしまうと、良い環境の企業への転職を決断する社員も多くなることでしょう。

かといって、簡単に給料を上げる、休みを増やすというのは企業にとって難しいはず。そこで必要になってくるのが、業務の改善です。今まで時間がかかっていた作業を効率良く解消していくことによって、時間的にも余裕ができ、ひいては業績アップも期待できます。

仕事にやりがいを感じられない問題

3つ目は「仕事へのやりがいという問題」。自分が思っていたような仕事ができていない、仕事にやりがいを感じないという理由が離職率が高い職場の特徴のひとつとしてあげられます。先述の「男性女性それぞれの離職理由TOP3」でも男性の離職理由の2位に「自分がやりたい仕事とは異なる内容だったため」とありました。このように、現在の仕事にやりがいを見出せないという人が多いようです。

そもそもやりがいとは、「仕事に対する評価」「その評価に対する報酬」「仕事を通した成長」の3要素が関わってきます。先述の通り、適切に報酬が支払われていることは、モチベーションにも大きく影響します。

「仕事を通した成長」に関しては評価や報酬とは異なり、仕事がどれだけ自分の力になっているかが求められます。社員が成長できる制度を整備する、成長を刺激しあえる環境を整えていくことが、やりがいを感じてもらうことにつながります。

離職率が高い職場のデメリットとは?

離職率が高いことは、企業にどのようなデメリットをもたらすのでしょうか? ここでは3つのデメリットについて解説します。

デメリット1. 採用・教育コスト増

デメリットの1つ目「採用・教育コスト増」です。社員が離職してしまうということは、また新たな採用をしなければいけないということ。ご存知の通り現代、採用コストは決して安くありません。採用費のみならず、教育コストも考えると相当の痛手といえます。まずここが一番デメリットといえるのではないでしょうか。

デメリット2. 引き継ぎ等の発生

デメリットの2つ目「引き継ぎ等の発生」。離職者が出た場合、当然その人が担当していた業務を他の社員が担当しなければなりません。そうなると、業務を引き継ぐ社員の業務量は増えます。「今まで残業しなくてもよかったのが、残業しなければ終わらない…」、こんな状況になる社員も出てくるかもしれません。そして、またさらに新入社員に対して、業務を引き継ぐなど、時間的な負担も、離職によるデメリットといえるでしょう。

デメリット3. 企業のイメージダウン

デメリットの3つ目「企業のイメージダウン」。消費者が商品・サービスを利用するにあたって、その販売元の企業のイメージは当然売上にも関わってきます。「離職率が高い」、これは決してクリーンなイメージではありませんよね。企業のイメージは、消費者の購買意欲を下げることにつながりかねません。

また離職率の高さは、採用等においてもマイナスな影響が出てしまうといえるでしょう。

今職場にいる社員の不満をできる限り解消することが、離職率の低下や業績アップなど、多くのメリットをもたらすことになるといえるでしょう。

【コラム】芋づる式、連鎖退職の原因とは?

「芋づる式退職」「連鎖退職」とは、1人の社員がやめてから連続して他の社員も退職してしまう現象のことです。とくに人不足の現代においては、社員が1人やめるだけでも企業にとっては負担増であるのに、一気に何人もが退職されては、企業にとっては致命傷です。

「芋づる式退職」「連鎖退職」になってしまう原因は以下のような3つが考えられるのではないでしょうか。

  1. 仕事量の増加
  2. 会社への信頼度の低下
  3. 会社への謀反(会社への嫌がらせとして行う一斉退職)

「芋づる式退職」「連鎖退職」の原因は、1人が辞めてから波紋のように広がる影響のように思えます。しかし、実際はその会社に対する不満が溜まりに溜まって、連鎖的に爆発する形でこのような現象が発生します。

このような事態を起こさない重要なポイントは、起こってから対処するのではなく、起こらないよう防ぐこと。そのためにどうすればいいのかを日々考えることではないでしょうか。

【事例】離職率改善事例

【事例1】株式会社NATTY SWANKY

株式会社NATTY SWANKY

株式会社NATTY SWANKYは、「餃子とビールは文化です」というメッセージを掲げ、「肉汁餃子製作所 ダンダダン酒場」の運営をおこなう会社です。現在では全国に55店舗を展開しており、2017年には「外食アワード」、2018年には「働きがいのある会社 ベストカンパニー」にも選出されています。

店舗拡大・社員増加にともない、スタッフ一人ひとりのケアが行き届かないという問題を危惧していた同社。本社から店舗への状況が見えにくく、アルバイト採用のミスマッチも起こっていたそう。このままでは離職率上昇のリスクも高まると考え、少しでも情報共有をスムーズにしようと「Talknote」を導入することに。

【離職率改善のポイント】

  • アルバイト応募の抜け漏れがなくなり、採用のミスマッチが大幅に減少した
  • 本社での朝礼や社員の誕生日をお祝い動画などをリアルタイムで共有できるようになり、各店舗のつながりが深まった
  • Talknoteの「ログイン時間・発言量の解析機能」によって、社員一人ひとりのケアが可能となり、離職率が低下した

コミュニケーションが円滑になったことで、採用のミスマッチがなくなり、社員の横のつながりが生まれ、最終的に離職率が下がった事例です。

【参照】 [活用事例] 株式会社NATTY SWANKY

【事例2】株式会社ヴィエリス

【事例2】株式会社ヴィエリス

株式会社ヴィエリスは、「すべての女性をもっとキレイに」という経営理念のもと、全身脱毛サロン「KIREIMO」を運営する会社です。現在では、全国に43店舗を展開しており、数多くのモデルやタレント・アイドルからも人気を集めています。

以前まで、情報共有ツールとして「LINE」を利用していた同社。ただ、「公私混同してしまう」「重要な情報が流れてしまう」といった問題によって、社員同士のコミュニケーションに「すれ違い」が生まれていたといいます。このままでは、個人のモチベーションが低下し、離職率増加も招きかねないと考え、Talknoteを導入することに。

【離職率改善のポイント】

  • 情報の伝達率が高まったことで、重要な情報を見落とすことなく、業務の修正・改善に取りかかれるようになった
  • 個人の遅刻状況やいいね!数の把握によって、いち早く社員をケアできるようになった
  • 社員同士で「ここが良かった」と褒めあう風土が醸成され、「この会社で働きたい」と思う社員が増えた

情報伝達がスムーズになったことで、社員のエンゲージメントが向上し、離職率低下につながった事例といえるでしょう。

【参照】 [活用事例] 株式会社ヴィエリス

【離職率改善!社内SNS製品紹介】社内コミュニケーションツールTalknote

社内コミュニケーションツールTalknote アイキャッチ画像

社内コミュニケーションツールとして、弊社が提供している社内コミュニケーションツール「Talknote」をご紹介させてください。Talknoteは、社内コミュニケーションの解決をはじめ企業理念の浸透、業務の効率化を期待できます。

使い方はいたってシンプル。Talknoteは「グループ」「メッセージ」「タスク」の3つの機能のみで構成されているため、SNS慣れしていない方でも簡単にお使いいただけます。その利便性から、すでに約1,000社の企業様に利用いただき、多くの企業様が高い満足度を感じています。

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【まとめ】離職率が高い原因について

本記事では、以下のようなポイントをお伝えしてきました。

  1. 離職率が高い原因がわかる
  2. 離職率を改善できた企業についての事例がわかる
  3. 離職率を低くするシステム導入についてわかる

離職率が高い状態、企業にとっては何か見えない問題が起こっている状態といえるでしょう。問題を放置しておけば、採用・教育コストがかかるだけでなく、社員の業務の負担が増え、さらなる会社への不満へとつながるなど、会社にとってはマイナスなことばかり。

離職率を下げるためには、業務には直接関係のない社内コミュニケーションを活発に行う、働く人それぞれのワークライフバランスを考えた人事を行うなどの方法があります。

本記事、ならびに本メディアが社内の課題解決の参考になれば幸いです。引き続き、本メディアでは社内エンゲージメント向上に役立つ情報をお届けしていきます。