従業員エンゲージメントの必要性とは?【事例あり】 アイキャッチ画像

経営者や人事の方ならきっと一度は聞いたことがあるであろう「従業員エンゲージメント」。従業員エンゲージメントとは、社員が会社に対して「主体的に貢献したい」という意欲のことです。このエンゲージメントが高い企業ほど、顧客満足度や業績も高い傾向にあるといいます。

  • 「従業員エンゲージメントを高めたい」
  • 「従業員エンゲージメントを構成する要素って?」
  • 「従業員エンゲージメント向上のための施策を知りたい」

この記事は、そんな方のための記事です。いざ「従業員エンゲージメントを高めよう!」と思っても、具体的にどんな行動を起こせばいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、以下のポイントを中心に解説していきます。

本記事のポイント

  • 従業員エンゲージメントを構成する要素がわかる
  • 従業員エンゲージメントを高めるための具体的な施策がわかる
  • 従業員エンゲージメント向上・離職率改善の事例がわかる

あらかじめ要素や施策を押さえておくことで、より早く社員の「やる気」を引き出せる上に、会社の業績アップにもつながるはず。ぜひ今回の記事を、自社の成長にお役立てください。

従業員エンゲージメントを決定する8つの領域とは?

従業員エンゲージメントは、「8つの領域」に分かれています。領域とは端的にいえば「何によって社員のモチベーションが決まるか?」ということです。8つの領域には以下のものがあります。

  1. 組織文化
  2. 社会的認知度
  3. 仕事のやりがい
  4. 成長
  5. 人間関係
  6. 環境
  7. 評価
  8. 報酬

以上の8つが、社員のエンゲージメントを左右します。
そして、1〜4は「動機づけ因子」、5〜8は「衛生因子」と呼ばれています。大まかに説明すると、動機づけ因子は「満足を招きやすい要因」で、衛生因子とは「不満足を招きやすい要因」です。従業員エンゲージメントを向上させるためには、どちらの要因もクリアにする必要があります。

それぞれの要因を改善する方法はこちら。

  1. 組織文化 → ビジョンやミッションを浸透させるなど
  2. 社会的認知度 → 代表がメディア出演する、ブログを発信するなど
  3. 仕事へのやりがい → 社員にチャレンジングな目標を掲げてもらうなど
  4. 成長 → 社員へのフィードバックを頻繁に行うなど
  5. 人間関係 → 1対1で社員の悩みを聞く場をもうけるなど
  6. 環境 → リモートワークやフレックスタイム制など働き方の選択肢を広げるなど
  7. 評価 → ピアボーナスや個別での表彰など「社員を称える文化」を作るなど
  8. 報酬 → 給与を上げる、給与のタイミングを早めるなど

非常にざっくりとしたまとめではありますが、以上のような方法が効果を発揮します。すべての領域においてうまくいっているといえる会社は多くないはず。自分たちの会社で「ここがちょっと不安…」と思っているものがあるのなら、いち早く打開策を立てましょう。具体的な施策については以下で説明します。

従業員エンゲージメントの向上施策10選!

ここでは、従業員エンゲージメント向上のための具体的な施策をご紹介します。なかでもオススメしたい施策を10個ピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。

1. ピアボーナスを贈りあい「組織文化の浸透」をはかる

今や飛ぶ鳥を落とす勢いのフリマアプリ「メルカリ」の事例です。メルカリでは、拡大する組織に合わせて「mertip(メルチップ)」と呼ばれる仕組みを導入し、「拠点を超えて気軽に賞賛しあえる会社になろう」という組織文化の浸透をはかっています。

メルチップは、日常の何気ない出来事に対して社員がチップを贈りあう仕組みです。一般的に特別手当を意味する「ピアボーナス」ともいえます。メルチップの贈与によってリアルタイムで相手を褒めることで、「周りが自分の仕事を見てくれている」と感じやすくなり、社員のエンゲージメントも高まったそうです。

【参照】 贈りあえるピアボーナス(成果給)制度『mertip(メルチップ)』を導入

2. 会社の説明資料を公開し「会社の認知」をひろげる

企業における雇用契約や入社手続きをペーパーレス化で完了できる「SmartHR」の事例です。SmartHRでは、会社の採用等についての説明資料をブログで公開することで、会社の社会的認知の拡大に役立てています。

採用ページはもちろん、エンジニア向けの体験入社制度の解説なども公開。会社自体の認知が広がる=企業価値が高まる、ともいえます。会社をブランド化することが、従業員のモチベーション向上にもつながります。

【参照】 SmartHR会社紹介資料

3. 1on1での振り返りによって「仕事へのやりがい」を感じてもらう

多種多様なソーシャルゲームサービスを提供する「GREE」の事例です。GREEでは、マネージャー向けの「1on1研修」の実施によって、上司と部下の信頼関係を構築し、社員の成長をサポートしています。

この研修を終えてから社内アンケートを実施したところ「1on1に満足している」と答えた社員が全体の70%を占めていたそうです。

【参照】 上司と部下の「信頼関係」がカギ!MBOの運用を1on1で支える、グリーの目標管理とは

4. 社内にトレーニング環境をもうけ「社員の成長」をサポート

こちらはアメリカが誇るGAFAのひとつ「Amazon」の事例です。同社では「Amazon career choice(アマゾンキャリアチョイス)」と呼ばれる、社員のためのトレーニング機関を設置。

ソフトウェア開発やITサポートなど、あらゆる分野のスキルを「自分が受けたいものだけ」受けられる仕組みです。社員の成長をサポートするための、従業員エンゲージメント向上策といえるでしょう。

【参照】 Amazon Career Choice

5. オフィスで飲み会を開催し「良好な人間関係」をつくる

ファッション情報アプリの開発・運営を行う「VASILY(現在はZOZOグループへ)」の事例です。VASILYでは、月末の金曜日に業務をはやく切り上げ、会社のオフィスで「定例飲み」を行なっています。

飲むだけでなくレクリエーションなども行い、普段なかなか接点のない社員同士の交流をサポート。良好な人間関係を作ることで、従業員エンゲージメント向上をはかっているようです。

【参照】 盛り上がる職場の裏には「飲みニケーション」があった!/VASILY

6. 完全フレックスタイムの導入で「仕事の選択肢」を増やす

医療現場におけるAI問診サービスを運営する「Ubie」の事例です。Ubieでは、社員に「より自分らしくノンストレスで働いてほしい」という願いのもと、完全フレックスタイム制を導入しています。

「朝型の社員は早朝から出勤」「朝が弱い社員は午後出勤」など、多様な選択肢によって社員の満足度も向上。それぞれが最高のパフォーマンスを発揮できる時間で働けるため、社員のエンゲージメントも向上したそうです。

【参照】 Ubie株式会社(Wantedly)

7. 表彰会を行うことで社員の「評価への満足度」を高める

Webコンサルティング分野で業界トップクラスを走り続ける「フリーセル」の事例です。同社では「毎月の表彰」それから「年に2回の総表彰会」を行なっており、社員を賞賛する機会をもうけているそう。

営業や管理、マーケティングなどの部門別、またマネージャーや新人など階層別など、細かい分野に分けて社員を表彰。この取り組みのおかげで、社員の満足度・エンゲージメントが飛躍的にアップしたそうです。

【参照】 フリーセル流表彰に注目!「会社は舞台、スタッフ1人1人は主役」が当たり前!

8. 給与とは別のユニークな仕組みで「報酬への満足度」を高める

「面白くてバズるコンテンツづくり」をモットーに、ゲームや広告・Webサービスなどを運営する「面白法人カヤック」の事例です。同社では、世界でも類を見ない「サイコロ給」を導入しています。

文字どおりサイコロを振って給料を決める仕組みで、固定給にプラスして「月給 ×(サイコロの出目)%」が支給。ただ単に給料を上げるだけでなく「遊び心」もプラスした、社員のエンゲージメントを高める仕組みといえるでしょう。

【参照】 サイコロ給とスマイル給 | 面白法人カヤック

9. 通常業務以外の業務によって「飽きない職場」をつくる

こちらは「Google」の「20%ルール」の事例。20%ルールとは、業務時間のうち20%を「いつもの業務とは異なる業務」に当てられる制度です。

この制度には、「社員の心にゆとりを与える」「仕事が単調にならないようにする」といった意図が込められています。そうすることで、社員のエンゲージメントが高まり、革新的なアイデアが生まれやすくなったそうです。

【参照】 Googleの「20%ルール」に学べ! 仕事の効率が上がる “心にゆとりを持つ” ということ

10. シャッフルランチで「社内コミュニケーション問題」を解消する

オススメ情報に特化したWebサービスを運営する「マイベスト」の事例です。同社では、社内コミュニケーションを円滑にするため「月2回のシャッフルランチ」を導入。

シャッフルランチとは、普段あまり交流のない社員同士がグループとなってランチに行ってもらう制度です。ランチに出かけることで、「趣味や休日の過ごし方」「ちょっとした相談」といった会話が生まれたそう。社内コミュニケーションが円滑になり、社員のエンゲージメントも向上したといいます。

【参照】 株式会社マイベスト(Wantedly)

従業員エンゲージメントの向上、離職率改善事例

次に、従業員エンゲージメントの向上・離職率改善の事例をご紹介します。ここでは、スピーディーな情報共有とシンプルなUIが特長の弊社が提供するエンゲージメントクラウド「Talknote」を導入し、従業員エンゲージメントが向上した事例をピックアップしました。

株式会社ベネフィットライン

株式会社ベネフィットライン画像

株式会社ベネフィットラインは、ホテルやオフィス、飲食店、ブライダルといった商業施設の設計・施工を手がける会社です。優れたデザイン力によって多くの企業から依頼を受け、年間100件もの空間づくりを手がけています。

以前までメールで情報共有を行なっていたという同社。しかし、同時に複数のプロジェクトが進む状況では「通知量が多すぎる」「過去のやり取りが見られない」といった問題があったそうです。社員のストレスにも繋がりかねないと考え、「Talknote」を導入。

【従業員エンゲージメントが向上したポイント】

  • 会社全体の動きが「見える化」され、ストレスのない情報共有が可能となった
  • 情報がクリアになったことで、社員自身の「今やるべきこと」が明確化された
  • 投稿が常にオープンなため、社員に「いつでも周りがサポートしてくれる」という安心感が生まれた

情報が「見える化」されたことで、社員の仕事に対するモチベーションや安心感が増し、エンゲージメントが高まった事例です。社員にとっての「人間関係」や「成長」を助けたといえるでしょう。

【参照】 [活用事例] 株式会社ベネフィットライン

株式会社エー・ピーカンパニー

【事例2】株式会社エー・ピーカンパニー画像

株式会社エー・ピーカンパニーは、「食のあるべき姿を追求する」をミッションに、さまざまな飲食店を展開する会社です。2016年には「働きがいのある会社ランキング」にて、ベストカンパニーにも選出されています。

魚料理の居酒屋を経営する同社では、「本部・現場・生産者の連携ができていない」「200にも及ぶ魚種の情報を把握しきれない」といった課題があったそうです。今までメールやFAXを使っていたところ、一新して「Talknote」の導入を決意することに。

【従業員エンゲージメントが向上したポイント】

  • 社員一人ひとりの商品知識が増えたことで、商品の「販売意欲」が増した
  • 本部が伝えたい情報をそのまま伝えられるようになり、伝達におけるストレスが大幅に減った
  • アルバイトの離職率が10%低下し、アルバイトからの正社員化は15%増えた

情報伝達がスムーズになったことで社員の商品知識が増え、エンゲージメントが上がり、最終的には離職率も下がったという事例です。社員にとっての「仕事へのやりがい」が向上したといえるでしょう。

【参照】 [活用事例] 株式会社エー・ピーカンパニー

株式会社プレシャスパートナーズ

株式会社プレシャスパートナーズ画像

株式会社プレシャスパートナーズは、就職・転職サイト「アールエイチナビ」をはじめ、数々のオウンドメディアを運営している会社です。その他、採用コンサルティングにも注力しています。

以前までLINEとメール、電話を主なツールとして情報共有をしていた同社。しかし「情報の属人化」「言った言わない問題」が顕著にあらわれるように。社員がいきなり会社をやめる「サプライズ退職」も目立つようになったそうです。そこで「Talknote」の導入を決意。

【従業員エンゲージメントが向上したポイント】

  • 情報がオープン化し、蓄積も可能となったため、社員のストレスが減った
  • 遠方にいるメンバーの頑張りが見えるようになり、社員のモチベーションが高まった
  • 社員の動きが「見える化」されたことで、いち早くケアできるようになり、サプライズ退職が減った

情報共有の「ズレ」が解消されたことで社員のエンゲージメントが向上し、予期せぬ退職も大幅に減ったという事例です。社員の「環境」や「仕事へのやりがい」が向上した事例といえるでしょう。

【参照】 [活用事例] 株式会社プレシャスパートナーズ

【社内コミュニケーションツール製品紹介】エンゲージメントクラウド「Talknote」

エンゲージメントクラウドTalknote アイキャッチ画像

社員のエンゲージメントを高めるSNSとして、弊社が提供しているエンゲージメントクラウド「Talknote」をご紹介させてください。Talknoteは、社内コミュニケーションの解決をはじめ企業理念の浸透、業務の効率化を期待できる社内コミュニケーションツールです。

使い方はいたってシンプル。Talknoteは「グループ」「メッセージ」「タスク」の3つの機能のみで構成されているため、SNS慣れしていない方でも簡単にお使いいただけます。その利便性から、すでに約1,000社の企業様に利用いただき、多くの企業様が高い満足度を感じています。

またTalknoteでは、導入を検討する法人向けに「無料体験会」も実施。専任のコンサルタントによって、Talknoteの機能や活用事例について詳しい説明を受けられます。毎日開催(予約制)しているのでぜひ詳細をチェックしてみてください!

【参照】 [毎日開催/無料] Talknote無料体験会

従業員エンゲージメント向上策 まとめ

本記事では、従業員エンゲージメントの向上策について、以下のようなポイントをお伝えしてきました。

  • 従業員エンゲージメントを構成する要素がわかる
  • 従業員エンゲージメントを高めるための具体的な施策がわかる
  • 従業員エンゲージメント向上・離職率改善の事例がわかる

経営陣と社員のあいだには、どうしても「意識のズレ」が生じがち。気づかぬうちに社員が不満を抱えているケースもあるのです。そのため、社員の気持ちをいち早く汲みとり、その改善のために具体的な施策を実行していく必要があります。ぜひ今回の内容を参考に、「社員から愛される企業」を目指しましょう。

引き続き、本メディアでは社内エンゲージメント向上に役立つ情報をお届けしていきます。